ただ、患者さん本人が自分にアレルギーがあることを自覚していない場合は厄介です。術中にアレルギー反応が起これば、スタッフがバタバタと大慌てする事態を招きます。それを避けるため、手術を控えている患者さんには、複数のスタッフが「アレルギーがあるかどうか」について何度もしつこく確認します。本人はよくわかっていないが、ひょっとしたら……という場合は、アレルギーの検査をしてはっきりさせるケースもあります。だいたい20人に1人くらいの割合で術前にアレルギー検査を実施しています。それだけ、アレルギーがある患者さんの手術は注意しなければならないのです。
次回、アレルギーがある患者さんの手術についてさらに詳しくお話しします。
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