子供の近視が気になる親必読 オルソケラトロジーとは何?

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 新入学、新学期シーズンを迎え、勉強や部活動に張り切っている子供の「視力」が気になっている親もいるだろう。メガネやコンタクトレンズを使っても黒板の文字が見えづらかったり、激しいスポーツができない……なんてケースもある。「オルソケラトロジー」で解決できるかもしれない。

 オルソケラトロジー(オルソ)とは、就寝中に特殊なハードコンタクトレンズを装着して角膜の曲線を変え、近視や乱視を矯正する治療法だ。「ナイトコンタクト」とも呼ばれ、起床してレンズを外しても角膜の形が維持されている間は裸眼視力が回復しているため、日中はメガネやコンタクトレンズを使わない状態で生活できる。0.03だった裸眼視力が1.5に回復するケースも多い。 

 ただ、本来の視力が回復するわけではないため、毎晩継続して装着する必要がある。

 また、保険が利かず、治療費はレンズ代を含めて両目で20万円程度、3年ごとに10万円程度かかる。それでも、日中は裸眼で活動できるメリットから、子供にオルソを受けさせる親が増えてきている。

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