子供の近視が気になる親必読 オルソケラトロジーとは何?

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 多くの場合、近視は小学生から高校生までの間に急激に進行する。最終的に強度近視まで進んでしまうかどうかは分からないが、子供の頃にオルソ治療を始めて進行を3割抑制できれば、失明のリスクが高い強度近視まで悪化するケースを減らせる可能性がある。

 文科省の調査では平成29年度に視力1・0未満の小学生は32・46%と過去最悪を記録している。それだけに、近視の進行を抑制するオルソの効果が期待されているのだ。

「ただ、オルソを使用する際は適切な管理が必要です。レンズをしっかり洗浄することはもちろん、装用して目がゴロゴロしたら使用を中止し、就寝中に装着して翌朝には必ず外さなければなりません。使用法を守らないと、角膜に傷がつき、重い感染症を患う危険があるのです」

 オルソを始めるなら、コンタクトレンズの治療経験が豊富で、オルソに詳しい眼科専門医を選ぶことが大切だ。

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