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宮迫博之は42歳で胃がんに 内科医が教える早期発見のカギ

宮迫博之(C)日刊ゲンダイ

 胃の萎縮があると言われてピロリ菌の検査をする場合は、保険が適用されます。内視鏡検査、また内視鏡を使わない検査も。尿素呼気試験法といって風船のようなものを膨らませ呼気を集めて診断したり、便や血液でも検査が可能です。

 検査は内科や消化器科で受けられ、地域によっては区の検診で胃がんリスク(ABC)検診を実施しているので、確認してみてください。

「みぞおちが痛む」や「慢性的な胃もたれ」「しょっちゅう下痢をする」などの症状がある人は、機能性ディスペプシアの可能性も。胃の不調が慢性的に続いているのに、内視鏡検査などで胃潰瘍・十二指腸潰瘍や胃がんなどの異常が見つからない病気です。

 原因は胃の運動障害、知覚過敏、心理的要因、胃酸が大きなもの。機能性ディスペプシアと診断された場合は、胃酸の分泌を抑える薬、消化機能を改善する薬、そのほかに抗不安薬を使うこともあります。

(小島内科医院=内科・消化器科/小島利周院長)

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