「治療で薬が完全に不要になる患者さんは年に1人くらいしかいません。しかし、ペインビジョンの判定では、治療で75%以上の患者さんは痛みの度合いが半分以下に改善します。仕事ができなかった患者さんの中には、就労復帰している人もいます」
治療法の引き出しが多ければその分、治療効果は高くなる。多くの患者を診ているから、多くの引き出しが必要という。
▽1986年聖マリアンナ医科大学卒。東京大学医学部物療内科(医学博士)、聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター、東京医科大学八王子医療センター教授などを経て、2016年開院。東京医科大学兼任教授。〈所属学会〉日本リウマチ学会、日本線維筋痛症学会、日本ペインクリニック学会など。
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