うがい・手洗い・マスクは役立たず 確実な肺炎予防法3つ

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「該当しない人、また、該当しても制度終了以降は、自費になります。医療機関によって違いますが、5000円から1万円。現在ある肺炎球菌ワクチンは年々効果が薄れるので、5年ごとに接種するのが理想。私の患者には、2回、3回と予防接種を受けている人もいます」(内藤教授)

■重篤な副反応はない

 予防接種の副反応では、注射部位の痛み、赤くなる、腫れなどが報告されているが、「肺炎予防」という効果を上回る重篤な副反応はない。

「強いアレルギー反応がない限り、肺炎球菌ワクチンの対象外になる人はいません」(内藤教授) 肺炎球菌ワクチンは、インフルエンザワクチンと両方接種する方が効果が高い。インフルエンザに感染すると肺がウイルスでボロボロになり、そこに肺炎球菌が入り込むと、肺炎発症リスク、ひいては死亡リスクがより高くなるからだ。

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