沖縄で大流行し全国に拡大 「麻疹」に感染しない5つの対策

はしかの予防接種を受ける1歳児(C)共同通信社

 インフルエンザは主にくしゃみや咳などでうつる「飛沫感染」だ。一方、麻疹は「空気感染」。

「飛沫感染の場合、大きな粒子なので数メートル飛べば下に落ちます。ところが空気感染は小さな粒子が空中に長く浮遊する。感染者の横にいるだけでうつるリスクがある。感染力は、インフルエンザの10倍といわれています」

【どういう人が感染リスクが高いのか?】

「免疫力の強さは関係ありません。20~40代の体力がある人でも感染・発症します。昨年200人弱が感染していますが、20代、30代、40代が多くを占めました」

 感染しやすいかどうかの分かれ目になるのが、麻疹のワクチン接種の有無だ。06年6月2日から、麻疹・風疹混合ワクチンの予防接種が1歳児と、5~7歳未満で小学校就学前の1年間の計2回に定められた。

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