愉快な“病人”たち

荒井daze善正さん語る EBウイルスの恐怖とドナーへの感謝

SNOWBANK主宰・プロスノーボーダーの荒井daze善正さん(C)日刊ゲンダイ

■やっと見つかった骨髄移植のドナーに救われた

 でも、がんセンターから前の病院に戻されると、「移植は最後の手段」と言われました。らちが明かないと思い、インターネットでこの病気に詳しい医師を探してみました。すると、東京医科歯科大学の教授が書いた論文を見つけることができました。まだほとんど知られていない「慢性活動性EBウイルス感染症」の研究を、少人数の仲間で独自に進めている先生でした。無謀にも大学に電話をかけてみると運良く先生につながり、「すぐに来なさい」と言われ、移植の話がどんどん進んでいきました。

 でも、移植には骨髄の型が合うドナーが必要です。最も適合率が高いといわれる兄弟がボクの場合は不一致でした。全国30万人のドナー登録者の中に14人の適合者がいましたが、病気や仕事や家族の反対などドナー登録時から環境が変わっていて、結局、一人も提供者はいませんでした。

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