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まぶたピクピク止まらない パソコンの長時間使用が原因?

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 重症になると、手を使わないとまぶたを開けられなくなることもあります。すぐに眼科を受診すべき。確定診断には、通常の眼科検査に加え、問診、瞬目テスト、筋電図検査などで総合的に判断する必要があります。なお、女性は男性の2・5倍かかりやすいといわれています。

 眼瞼けいれんの治療には、目の周囲の皮膚にボトックスなどのボツリヌス毒素を注射して、目をつぶる力を弱めるボツリヌス療法が有効。ほかに眼瞼の手術や向精神薬や抗てんかん薬などを内服する薬物内服療法があります。

 眼科的に異常がなく、ほかに口や頬が引きつるなどの症状があれば、「片側顔面けいれん」の可能性があり、早急に外科でMRI検査が必要となります。実際、当院にも眼科から勧められて来院した患者さんが多くいます。

 片側顔面けいれんは、片側の目の周囲や顔の筋肉が無意識のうちに勝手に動く病気で、顔が歪んでしまうこともあります。

(森内脳神経クリニック・森内秀祐院長)

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