行楽に持参するなら 子供の飲み物&食べ物を見直してみる

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 近年は子供の運動不足が指摘されていて、ここ30年で肥満傾向の子供が3倍近く増えているという報告もある。肥満は糖尿病、心臓疾患、がんなどさまざまな病気のリスク因子になるから、子供の頃から対策しておきたい。

「お弁当は子供の好きなおかずばかりではなく、ミニトマト、レタス、おにぎりなど、『赤、緑、白』を組み合わせることを意識しましょう」

 おかずの組み合わせだけでなく、調味料も一工夫したほうがいい。

「作ってからしばらく時間を置いて食べるお弁当の場合、おかずに調味料が染み込んで味が薄まってしまいます。そのため、お弁当を作る時は普段より調味料を多く使う人もいますが、それでは塩分過多になってしまう。それを防ぐためにも、塩、醤油、ソース、ケチャップ、マヨネーズといった調味料は小分けにして持参し、食べるときにかけるようにしてください。そうすることで、調味料の量を減らしながらしっかり味を感じることができます」

 子供の頃から塩分過多な食事を続けていると、大人になっても濃い味でなければ満足できなくなってしまう。これは、高血圧やがんのリスクをアップさせることになる。

 子供と接する機会が増える時期だからこそ、子供の飲み物と食べ物を見直してはどうか。

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