■タイプは3つ
尋常性白斑は、3つの型に分類される。神経支配領域と関係なく左右対称に白斑が見られるのが「非分節型」。新しく白斑ができる時期と白斑の拡大が落ち着く時期を繰り返す。
一方、神経支配領域に一致して片側に生じるのが「分節型」。数年間は白斑が拡大あるいは新生し、その後、固定する。分節型から非分節型に移行する「混合型」もある。
「治療は、ステロイド外用薬などの外用療法、紫外線療法、手術療法、すべての皮膚を白斑にしてしまう脱色素療法があり、拡大・新生が見られる進行期か、1年以上変化がない固定期かで治療法が異なります」
進行期は主に外用療法、紫外線療法。治療効果が出てくるのは約3カ月後からだ。固定期になると、手術療法、脱色素療法(保険適用外)も検討される。長期にわたるステロイド外用薬では副作用に注意しなければならない(外用を中止すればほとんど治まる)。