睡眠時無呼吸症候群の記者 「CPAP療法」3カ月の経過を報告

エアチューブを接続した鼻マスクを装着するだけ(提供写真)

「いびきや無呼吸で低酸素呼吸状態になると、自律神経は心拍を速くして血圧を上げ、酸素供給量を維持しようとします。本来なら睡眠中に休息するはずの自律神経が酷使され、疲労が蓄積していく。そのため、眠っても疲れがとれない、日中も眠気が強くウトウトしてしまうといった症状が出るのです。CPAPで無呼吸が改善されると、目覚めたときの爽快感が違います。日中にボーッとすることもなくなる。普段は実感していなくても効果は表れています」

■「歯」や「顔」に変化が

 3カ月ごとに定期検診に通っている歯科クリニックでも、CPAPの効果を指摘された。

 担当の歯科衛生士が歯石を除去しながら、「いつもより歯石が少ないし、歯の着色も見られない。歯磨きをがんばりました?」と尋ねてきた。

 とくに思い当たる節はなかったが、「そういえばCPAPを始めました」と答えると、歯科衛生士は「ああ、それですね」とうなずいたのだ。

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