睡眠時無呼吸症候群の記者 「CPAP療法」3カ月の経過を報告

エアチューブを接続した鼻マスクを装着するだけ(提供写真)

 CPAPは鼻を覆ったマスクから空気が送り込まれるため、鼻呼吸をしなければならない。口を開けて呼吸しようとすると空気が口から抜けてしまうため、自然と口を閉じて鼻呼吸になる。

「口呼吸をしていると、口の中が乾燥して唾液が口腔内の隅々まで行き届かなくなります。唾液には口腔内を洗浄・殺菌する役割があるので、口呼吸の人は唾液の作用が働かなくなって歯石が付きやすくなったり、歯肉の炎症や虫歯を起こしやすいのです」(歯科衛生士)

 言われてみれば、目覚めたときに喉がカラカラに渇いていることがなくなった。CPAPの意外な効果を実感した。

 さらに最近、同僚や知人から「顔が引き締まってシャープになった。肌つやもよくなって若返った感じがする」と言われるケースが増えた。ダイエットしているわけでもなく、体重が大幅に減ったということもない。

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