自律神経が乱れるこの季節 医師が実践するシンプルな習慣

不調は食で治す(C)日刊ゲンダイ

「交感神経と副交感神経の切り替えは自然に行われるのが理想。ところが気温の変化や生活習慣の乱れなどで、交感神経、副交感神経のどちらか、あるいは両方の働きが弱まったり、バランスが崩れたりすると、全身にさまざまな不調が生じます」

 自律神経は、血管、心臓、胃、腸、腎臓など全身の臓器に関係している神経だからだ。

 自律神経の乱れによる不調は幅広く、頭痛、めまい、耳鳴り、肩凝り、腰痛、動悸、胸焼け、腹部膨満感、便秘・下痢、性欲減退、全身のだるさ、疲労感、イライラ、不安感など挙げればキリがない。

「重要なのは、今が自律神経が乱れやすい季節だと意識し、より乱す要因になる生活習慣を改めること。自律神経を甘く見ていると、不調が不調を呼ぶ悪循環に陥り、長く体調不良を抱えることになりかねません」

■決まった時間に起きることも重要

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