食事のたびに大量の汗が…そんな人には思わぬ病気が潜む

食事中の顔の汗は要注意(C)日刊ゲンダイ

 糖尿病による神経障害は、網膜症や腎症と並ぶ、糖尿病の3大合併症のひとつだ。

「自律神経が障害されると、低血糖時に交感神経がうまく働かなくなり、無自覚性低血糖になりやすくなります。また、急に立ち上がったときにめまいや立ちくらみなどを起こし、失神を起こす場合もある。胃の動きが悪くなって便秘や下痢を起こす人もいます。熱いものや辛いものを食べると顔に汗をかくのは味覚性発汗で、生理的な現象ですが、食事ごとに大量の汗をかくという人は糖尿病の進行を疑う方がいいかもしれません」

 気温がグングン上がるこれからの季節は汗をかくのは当たり前のように感じるが、食事中の顔の汗は注意が必要だ。

4 / 4 ページ

関連記事