愉快な“病人”たち

両足手術を即決…ダ・カーポ榊原広子さんと変形性股関節症

榊原広子さん(右)とご主人の榊原まさとしさん(C)日刊ゲンダイ

 手術を受けた後、40度以上の熱が3日間続き、足は丸太みたいに腫れて、切った辺りは真っ赤な炭が置かれているような痛みでした。

 今ならだいぶ違うかもしれませんが、手術を受けたのは20年以上前ですから、40針以上のホチキスの痕が股関節から足の付け根に沿ってズラーッとつきました。しかも両足です。もうだいぶ薄くなりましたけどね(笑い)。それが1996年のことです。

 違和感は、1981年の出産後辺りからでした。右足股関節の重い感じに始まって、年を重ねるごとにだんだん痛むようになってきたんです。「変だな」とは思っていたのですが、自分は股関節が弱い体質なんだろうと思っていました。

 実は私、1~2歳の頃に股関節脱臼で長いことギプスをしていた過去があるのです。もちろん覚えてはいませんが、「だからかな」と……。でも、次第に痛みがひどくなって、ハイヒールでステージに立ったり、コルセットで締めるような衣装の時は特に痛みが強くなって「それにしてもおかしい」と考え始めるようになりました。そのうち布団に入ると痛む夜間痛も出るようになって、温泉に行ったり、カイロプラクティックや鍼治療などいろいろ試しました。でも、すべて一時しのぎで一向に良くなりません。

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