愉快な“病人”たち

両足手術を即決…ダ・カーポ榊原広子さんと変形性股関節症

榊原広子さん(右)とご主人の榊原まさとしさん(C)日刊ゲンダイ

■手術から5年後にヒマラヤ登山

 片側2カ月半ずつ、計約5カ月という長い入院期間でしたけど、あえて大部屋を希望したのが正解でした。入院している女性同士、歌を歌ったりして励まし合いながら過ごしたことはいい思い出です。今でもみんなで集まって旅行や花見に行くんですよ。退院後も3年間は毎日プールで歩行訓練をしました。ステージがあったこともいいモチベーションになって、ステージごとにリハビリ目標をクリアしていった感じです。手術から5年後にはヒマラヤ登山をしたんですよ。テレビ番組の企画ですが、山小屋に2泊して約4000メートルを登ってエベレストを間近で見ました。達成感で感動しましたね。まあ、帰りはヘリコプターで30分でしたけど(笑い)。

 入院生活では自分自身が歌に癒やされたので、改めて私たちの仕事は「癒やし」なんだと気付きました。ほんの少しでも、つらい思いをしている人たちの癒やしになりたい。病気をして歌うことの意味が一層深くなりました。

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