出過ぎたり泡立ったり…尿の変化は腎臓を知る手がかりに

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「おしっこをしたときに泡立ち、その泡が蜂の巣のように大きく、時間が経っても消えない場合は、おしっこに本来は混じるはずのないタンパクが含まれている疑いがあります」

 健康な人の尿の色は淡黄色から淡黄褐色だが、赤褐色や茶褐色など血尿の疑いがある場合は、尿管の一部が傷ついている可能性もあるが、急性腎炎や腎結核、腎がんかもしれない。白濁の場合は腎盂腎炎も疑われる。

「尿の見た目だけで腎臓の機能低下は判断できません。これらはあくまでも、腎臓病特有の複数の症状と重なった場合での目安です」

 ちなみに腎臓を守るには、「不必要な薬やサプリメントは飲まない」「医師が処方した薬は用法・用量を守る」「汗をかく夏場は高血圧の薬を減らす」など薬との付き合い方を変える必要がある。

 さらに、適度な運動と十分な睡眠、禁煙と節酒、タンパク質の過度な摂取に注意することだという。

4 / 4 ページ

関連記事