独白 愉快な“病人”たち

元Sスケート岡崎朋美さんは椎間板ヘルニア手術で体重8㎏増

岡崎朋美さん(C)日刊ゲンダイ

 腰痛が頻度を増したのは、長野五輪の後、いったんトレーニングを軽めにした1年を経て、ハードトレーニングを再開した辺りからです。軽いトレーニングに合わせて、体のケアも軽くしてしまっていたツケが回ってきたんですね、きっと……。

 6位入賞でシーズンが終わった2000年4月、病院を受診すると「背骨の4番と5番ぐらいの椎間板(軟骨)が飛び出し、神経を圧迫している」とのことでした。いわゆる「椎間板ヘルニア」です。それを聞いたときすぐに自ら「手術したい」と言いました。当時は“手術したら引退”となるスポーツ選手が多かったので、監督は首をタテに振りませんでしたけどね。私はなんとなく「大丈夫だろう」と根拠のない自信があったんです。先生も長くお世話になっている方だったので信頼できましたし……。

■手術よりダイエットの方がつらかった

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