氾濫する「歯磨き情報」にまつわる5つの誤解 歯科医が解説

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

【5】プラークがたまりやすい歯と歯の間はデンタルフロスや歯間ブラシだけでいい

 プラークがたまりやすいのは「歯と歯の間」。歯の表面を磨くことが多く、こうした場所は磨きにくい歯ブラシの代わりに、デンタルフロスや歯間ブラシを使う方がいい。ならばデンタルフロスや歯間ブラシを使えば、歯ブラシは必要ないとの意見がある。

「歯ブラシだけでは歯と歯の間や歯の付け根は60%程度しか磨けませんが、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると90%近くのプラークを取り除ける。それなら、デンタルフロスや歯間ブラシだけでよさそうに思うかもしれませんが、それだと歯の表面の汚れや、歯と歯ぐきのくぼみなどの掃除はできません」

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