気鋭の医師 注目の医療

ウイルスサイズの医療ロボットが認知症やがんを治療する

片岡一則センター長(C)日刊ゲンダイ

「いずれはナノマシンが体内を24時間巡回し、勝手に病気の予兆を見つけて治療を行い、その情報を体外に知らせる、体内病院になるようにしたい。実現すれば、医療費が大幅に削減され、いつでも、どこでも、誰にでも、医療が受けられるようになる。それが目標です」

▽1974年東京大学工学部卒後、同大大学院修了。東京女子医大助教授、東京理科大基礎工学部教授などを経て、98年東京大大学院工学系研究科教授。2004年東京大大学院医学系研究科教授(兼任)、16年東大を定年退官と同時に東京大学政策ビジョン研究センター特任教授を兼務して現職。〈所属学会〉高分子学会、日本化学会、日本バイオマテリアル学会、日本DDS学会、日本人工臓器学会、日本炎症・再生医学会など。

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