アルツハイマー病が治る? 日本人が世界初の研究結果発表

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「まず、ポリフェノールの一種ミリセチンが、DnaKの働きを抑制し、カーリーの産生を阻害すること。さらに、カテキン(EGCG)がミリセチンより約10倍高い活性を持ち、より効率的にカーリーの産生を抑制することがわかりました」

 カーリーの産生が抑制され、バイオフィルムが作られなければ、前述の通り、難治化・慢性化する感染症を予防できる。アミロイド線維が深く関係しているアルツハイマー病、パーキンソン病なども治せるかもしれない。実際の治療現場で応用できる日が待ち遠しい。

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