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スマホやタブが眠りを妨害 ハーバード大の教授が論文発表

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 さらに、iPadで読んだ人は、夜になってもあまり眠くならず、逆に朝の注意力は低下しました。

 なぜ、こうした機器が睡眠を妨げるのでしょうか? はっきりとした原因はまだ解明されていませんが、ダフィー教授はこうコメントしています。

「人間の体内時計はとても敏感で、タブレットなどの明るい青い光が目の前に広がるだけで影響を受けてしまう。タブレットやスマートフォンは無害ではなく、何らかの生物学的作用を与えている。大人への影響もそうだが、特に子供への影響が解明されるべき」

 対策としては、画面を暗めにするか、スクリーンを張る。

 ただ、ベストなのは、寝る前にスマートフォンやタブレットをできるだけ寝床で使わないことだそうです。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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