独白 愉快な“病人”たち

発症して18年…三東ルシアさん膠原病と闘いながらWワーク

三東ルシアさん(C)日刊ゲンダイ

■「具合が悪くて仕事を休むのは嫌」

 自宅では冷房をつけたことがありません。どんなに暑くても扇風機だけ。寝るときは一年中、電気毛布をかぶっていますし、朝、ストーブをつけない日は真夏の数日間だけです。夏はどこへ行っても冷房が効いているので本当に嫌ですね。職場でもすごく厚着なので、はたから見たら“変な人”ですよ(笑い)。冬は冬で息子に言わせると「家の中がサウナ状態で気持ち悪くなる」と言われます。膠原病発症からシェーグレン症候群の症状(涙や唾液の分泌が減少する)が出たり、肺線維症にもなって時々、咳が止まらなくなったりしますが、差し当たって困るのは寒さだけです。

 ただ、2011年6月にステージで転んで大腿骨を骨折してしまったのは大失敗でした。1年半の間に手術を3回して、通算7カ月余り入院したのは痛かった。収入がなくて治療費がかかるのは死活問題ですからね。

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