独白 愉快な“病人”たち

発症して18年…三東ルシアさん膠原病と闘いながらWワーク

三東ルシアさん(C)日刊ゲンダイ

 だから、芸能の仕事は休みませんでしたよ。オペした直後も病室から電話でレギュラーのラジオの生番組に出演しましたし、入院中にステージ会場へ行くこともありました。極め付きは3回目の手術の6日後にCDのジャケット撮影に行ったこと。3回目の手術は、3カ月間のリハビリ後に壊死がわかって急きょ決まった緊急手術でした。撮影には車椅子ごと乗れる特殊な車を借りていきました。

 具合が悪くて仕事を休むのは嫌なんです。「すごい」とか「エラい」とか言われますけど、落ち込んでいる暇があるなら働いて稼ぎたかったというのが正直なところです。「息子を育てなきゃ」という思いが私を突き動かすのです。

 いまだにそのスタンスで働いていて、パートのカラオケ店はほとんど毎日出勤。芸能活動とのダブルワークです。たまにはパートを休んでもいいんですが、連休なんかしたら急にガクッとくるような気がして……。

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