子作り治療 最前線

「タイミング法」を試すなら朝方に愛のあるセックスを

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 タイミング法に合わせて、1カ月間射精をせずに精子をため込んでいた方がいいという考えも間違い。

 精子は出さないでいると劣化する。週2~3回射精していれば、常に新鮮な精子が作られている状態になる。

「女性も定期的にセックスしていた方が、排卵が順調になります。排卵日にこだわり過ぎて神経質になると月経周期が乱れる原因になります。たとえるなら、普段の性生活が『助走』で、タイミング法で『ジャンプ』というイメージです」

「愛のあるセックス」が重要なのも理由がある。きちんと前戯などをするとお互いの興奮度が高まり、ホルモン分泌を促すので精子の進入や受精が容易になる。また、女性は「オルガスムス」を迎えると、精子をより多く取り込もうとして腟の奥が広がるので、妊娠しやすいとされる。セックスの質自体が妊娠率を高めるのだ。

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