スマホ使いすぎで口臭が…医師が解説する原因と“臭活法”

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 口臭専門クリニックの中城歯科医院の中城基雄院長が言う。

「人の舌の上には舌苔(ぜったい)と呼ばれる白っぽい苔のような菌の塊がついています。通常は唾液の働きで菌が流され清潔に保たれますが、唾液が減ると不快なニオイの原因となるスカトールなどの悪臭成分が発生しやすくなる。その原因をつくっているのがスマホです。スマホを使うと、うつむき加減の姿勢が唾液腺を圧迫し、咀嚼(そしゃく)筋がこわばり、顔の緊張状態が続くなどの悪条件が重なり唾液の分泌が減る。これがスマホ口臭の発生要因です」

 ライフスタイルを反映した現代病と言うべきか。中城院長によると、具体的な「臭活」はこうだ。①泡タイプの歯磨きでケア②30分に1回は顎を上げて背伸びをして顔の筋肉をほぐす③舌を出して右回転・左回転を各12回して唾液の分泌を促す――。

 きょうから始めよう。

2 / 2 ページ

関連記事