大阪北部地震が契機 評判の「皮膚ねじりダイエット」とは

避難所では足首だけでも回せるように(C)日刊ゲンダイ

大阪北部地震を受け、最近発売されたダイエット本が思わぬ注目を集めている。エステサロン「マッコイ」代表で、ビューティーアドバイザーの新居理恵氏の「皮膚ねじりダイエット」(サンクチュアリ出版)がそれだ。もともとは、ひざ裏や太もも、背中などの皮膚をねじることによって血流を良くし、ダイエットに役立たせようとして企画されたもの。この方法が、エコノミークラス症候群に詳しい阿保義久医師(北青山Dクリニック院長)の目に触れ、「予防に最適」と注目されたのだ。

 そもそもエコノミークラス症候群とは、ずっと同じ姿勢を保つことで足のふくらはぎの血流が悪くなって血の塊ができ、その血栓が肺の血管に詰まって呼吸困難などを引き起こすもの。脳の血管を詰まらせれば脳卒中の恐れもある。2016年4月の熊本地震では最終的に54人(男12人、女42人)が緊急入院し、1人が死亡している。

「熊本地震では、最大18万3882人の方々が避難所で生活しましたが、混雑や喧騒を嫌って自動車で寝泊まりする人も大勢いました。エコノミークラス症候群を予防するには、足首を前後に動かし、ふくらはぎの血流を良くすることが重要です。皮膚ねじり法は、足首や、ひざから太もも、首の後ろにかけての皮膚を“ねじる”だけ。5~10分ほどで血行の改善が望めます」(「マッコイ」広報担当者)

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