M子さんの葬儀では、「出席してくれたお友達の皆様へ」と、家族から次のような文が渡されました。
――○月○日夜に私たち両親家族の許に帰ってまいりましたので温かく迎えました。
……毎日毎日毎日力むことなく素直に、かつ冷静に失意と絶望の中でその恐怖と闘ってまいりました。
“よく頑張ったね”と心から褒めてやっています。
今日の寝顔は本当に素晴らしいです。
悲しいのですが、M子は私たち家族の誇りです。
M子はみんなのものになりました。
これからもいつもいっしょにいてあげて下さい。
お願いします。
そういう想いに支えられてきっとM子は生き続けます。
そして、私たちは日曜日を“M子の日”と決めました。
がんと向き合い生きていく