そんな中、国立がん研究センターは子宮体がんと肥満度について調査。その結果、肥満度が27を超えると、子宮体がんのリスクが有意に上昇することが明らかになりました。肥満度は体重を身長で2回割った数値で、日本は22が標準、25未満が健康目標です。
がんと肥満に密接な関係があるのは事実でしょう。昨年末に海外の研究チームが発表したデータによると、男性の肝臓がんは23・3%、子宮体がんは38・4%が肥満や糖尿病に起因すると推計。この割合は2035年にそれぞれ34・3%、47・9%に上昇すると予測しています。
肥満ががんを助長することは明らかですが、特に強い関係が認められる肥満度30超は、欧米ならともかく日本人ではまれです。ネットで拾える数値で計算すると、北斗さんの肥満度は24・8。今回の子宮体がんの調査では、基準となる「肥満度23以上25未満」に含まれますから。
Dr.中川のみんなで越えるがんの壁