人は宗教とは関係なく、信仰があろうとなかろうと、死者と共にある。それで生きられる。
「お母さんは星になって、いつも私たちを見守ってくれている」
「こんな時、亡くなったあの人だったらきっとこうしただろう」
そんなことを思いながら、人は生きていくのです。そして子を亡くした親は、「娘の供養のために生きてきました」「きっとあの世で会えます」と口にします。
死はすべての終わりではない。生きている者の中に死者はいるのです。いつの時代でも、そうなのだと思います。
がんと向き合い生きていく