その最大の理由は、健康です。7割が太り過ぎ、さらに4割が肥満症とされるアメリカ人のほとんどが、国が推奨する野菜の摂取量を満たしていません。体重を落として健康になるためには、食生活を植物性に変えるしかないとの考え方が広まっているのです。
ほかに環境や倫理感も理由になっています。畜産がもたらす環境汚染や非倫理的な育て方などの情報がネットを中心に広がり、特に若者たちの間で肉や乳製品離れが進んでいるのです。将来の世界的な食糧不足をにらんだ、新たな食アイテムの開発にも注目が集まっています。
プラント・ベースト・フードのうち、“新植物性食品”の一例を挙げると、乳製品を含まないミルクや疑似肉など。
具体的にどのような食品や食べ方がヒットしているのか、次回で紹介しましょう。
ニューヨークからお届けします。