独白 愉快な“病人”たち

モデルで食の研究家・室谷真由美さん 腎盂腎炎からの教訓

室谷真由美さん(C)日刊ゲンダイ

 でも、翌日は立ち上がる力が出ず、病院へ行けたのは翌々日です。そこで、医師から「腎盂腎炎です。即入院してください」と告げられました。

■ひとりで抱え込み過ぎていた

 腎盂腎炎は、尿がたまる腎盂というところで細菌が繁殖して炎症する細菌感染症です。菌が全身に回ると命にも関わります。私の症状は危険なレベルに達していたようです。トイレをガマンしたり、水分摂取が少なかったりすると急性膀胱炎になりやすく、それがもとで腎盂腎炎になることが多いそうです。

 実はそれまでに尿意を覚える回数が増えたり、排尿時に痛むことが何度かありました。でも、水分を多めに取るなどすれば自然に治っていたので、あまり気にしていなかったんです。今思えば「膀胱炎」の症状ですよね。

「即入院」と言われましたが、治療は抗生物質の点滴だけだったので通院にしました。自宅から病院は運転手さんが嫌がるくらい近いんですけど、2~3日タクシーで往復しました(笑い)。

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