役に立つオモシロ医学論文

追跡調査5・7年間 仕事のストレスで不整脈が増える

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 私たちは日ごろから「ストレス」という言葉をよく使います。それは、不快な心理的重圧であったり、感情的な興奮であったり、あるいは深い悲しみの感情だったりと、人によってさまざまでしょう。

 仕事上のストレスと不整脈の関連を検討した最新の研究論文が、欧州の心臓病予防学に関する専門誌に2017年5月30日付で掲載されました。

 この研究は、スウェーデンにおける労働衛生調査のデータベースを用いて、1万3200人(平均47.4歳)を対象に解析を行ったものです。

 職業性のストレスを感じていた2608人と、ストレスを感じていない1万592人が比較され、不整脈(心房細動)の発症リスクが検討されました。なお、結果に影響を与えうる年齢、性別、被験者の教育水準、喫煙状況、体格指数(BMI)などの因子で統計的に補正して解析を行っています。

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青島周一

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

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