医者も知らない医学の新常識

3人に1人が経験 アイスクリームで頭痛はなぜ起こる?

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 アイスクリームやかき氷がおいしい季節になりました。皆さんは冷たいものを一気に食べて、頭がキーンとする頭痛に襲われたことがありますか? 統計にもよりますが、少なくとも3分の1くらいの人はそうした経験があるようです。

 これを正確には「寒冷刺激による頭痛」と言います。冷たいものを食べて起こる場合には、アイスクリーム頭痛という言い方が、医学用語としても使われています。典型的なアイスクリーム頭痛は、アイスクリームやかき氷などを食べた時に、数秒で始まり、1分以内にはピークを迎え、5分以内には消失します。

 なぜ冷たいものを食べると頭痛が起こるのでしょうか? 実は正確には分かっていません。三叉神経という脳神経が刺激されることにより、頭痛が起こるのではないかと考えられています。このように受けた刺激とは別の場所に痛みが起こる現象を、関連痛と呼んでいます。

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石原藤樹

信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

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