急に立ち上がったらバッタリ…夏の低血圧はこんなに怖い

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「起立性低血圧が10代と中高年に多いのは、10代は自律神経が完成していないから、中高年は脳の動脈硬化が進み自律神経失調が多いから。中高年は消化器系に血液が集中する食後や飲酒後に急に立ち上がることで低血圧になり、脳が虚血状態で倒れるケースが多い。注意しましょう」

 起立性低血圧は病気や薬が原因で起こることがある。パーキンソン病、脳梗塞、慢性肺血栓塞栓症、糖尿病、閉塞性肥大型心筋症、心筋梗塞、貧血、梅毒、肺がんなどの病気のほか、β遮断薬、グアネチジン、抗うつ剤などの薬にも注意が必要だ。

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