アトピー性皮膚炎が治らない 薬の塗り方に「3つの間違い」

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「年齢を問わず早く皮膚炎を抑えることは重要。間違った治療法を長年続け皮膚炎が慢性化してしまうと、皮膚が硬くなって薬が浸透しにくくなる。弾力性のある健康な皮膚を取り戻すために年単位の治療が必要になるケースもあります」

 6月22~24日に開催された日本アレルギー学会では「重症アトピー性皮膚炎でもデュピルマブ投与開始後2週時点から、かゆみが有意に改善する症例が多い。“かいて症状を悪化させる”という悪循環を断ち切れる。重篤な副作用が少ない」「アトピー性皮膚炎治療薬として7種類の新薬が治験中や承認申請済みで、今後、治療の選択肢が増える見通し」などの報告が寄せられた。

 武藤院長は、自身もアトピー性皮膚炎経験者。中学の時に重症化。医大生の時にコントロールする術を身に付けた。大きかったのは、治療への主体性。知識を身に付け、最適なものを自分で選べるようになった。

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