ニューヨークからお届けします。

シリコンバレーが開発 肉汁たっぷり“疑似肉”のお味は?

「ビヨンド・ミート」や「インポッシブル・バーガー」はともに、一般のスーパーやカジュアルレストランへと急ピッチで普及しています。

 さらに注目されるのはこうしたベンチャー企業の投資家の顔ぶれ。大手のベンチャーキャピタルに加え、食肉大手のタイソン・フーズや、ツイッター創始者、さらにレオナルド・ディカプリオ、ビル・ゲイツなどが名を連ねています。

 しかし、アメリカ人が 肉を嫌いになったわけでは決してありません。年間消費量1人当たり推定100キロという肉大好きな国民性だからこそ、せめて一部でも植物性に切り替えてもらいたい。それによって、悪玉コレステロール値を上昇させる肉の摂取量を減らし、畜産による大量の二酸化炭素ガスの排出を少しでも減少させようという試みなのです。

 ますます熱い視線が集まっています。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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