子作り治療 最前線

検査で精子が見つからなくてもあきらめてはいけない

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「精路通過障害である閉塞性無精子症の治療では、手術によって精路をつなげる『精路再建術』を行います。閉塞の場所や原因によって『精管―精管吻合(ふんごう)術』、より高度な『精管―精巣上体管吻合術』と術式が異なります。ただし、精路再建術は顕微鏡下で行う難易度の高い手術なので、国内で実施できる医師は限られます」

 精路再建術が不可能な場合でも、まだ方法はある。「TESE(精巣精子採取術)」によって精巣から精子を採取して顕微授精を行うのだ。

 次回は、非閉塞性無精子症の最先端治療を紹介する。

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