こうした状態を防ぐためには、やはり普段から発汗した分の水分を補うことが大事です。発汗量以上の水分を過剰に補ってしまうケースは比較的若い人に多く見られますが、心臓の働きに問題がなければ水分は摂取すれば摂取した分だけ尿として排出されるので問題ありません。
ただ、若い人の中には拡張型心筋症などで心臓の働きが少し落ちている場合があります。そういう人は水分の取り過ぎに気を付ける必要があります。
熱中症の予防だけでなく、心臓を守るためにも、不安がある人は心臓の検査を受けて状態を把握しておきましょう。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」