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白内障手術のタイミングはどこで判断すべきなのか?

(写真はイメージ)(C)日刊ゲンダイ

 白内障の手術は本来、局部麻酔で15分程度で終わるもの。しかし、認知症などの症状が出た場合は、局部麻酔だと患者さんが怖がり暴れる恐れがあるため、全身麻酔で行うこともあります。

 全身麻酔は必ず入院となります。やはり自分で病院まで行き、術後は自分で帰られる程度の健康状態のうちに行うのがベスト。ご家族に迎えにきてもらってもいいのですが、要は白内障の手術はそれぐらいの体力、気力があるうちに行いましょう、ということです。

 すぐに手術をしない場合は、白内障の進行を遅らせる点眼薬を使用しながら、定期的にかかりつけ医で視力の検査を受けてください。手術をするベストのタイミングを計れます。

 なお、白内障の手術をしても老眼は治りません。術後に眼鏡を新しく作り直す場合は、視力が安定した1カ月後を目安としましょう。

(清澤眼科医院・清澤源弘院長)

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