ゲノムが世界を変える

ゲノム編集を施した皮膚片移植で肥満と糖尿病にオサラバ

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 キノコやカカオなどの細胞内で合成されますが、トマトにも少量のGABAが含まれています。筑波大の研究チームは、トマトの実が、より多くのGABAを合成できるように、遺伝子をゲノム編集したのでした。できたトマトは、通常の15倍ものGABAを含んでいるといいます。毎日1個食べれば、血圧管理には十分だそうです。

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永田宏

永田宏

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

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