役に立つオモシロ医学論文

バランスの良い健康的な食事は喘息の悪化を少なくする

バランスの良い食事を心がける(C)日刊ゲンダイ

 解析の結果、喘息の症状は代替健康食指数が最も悪い集団に比べ、最も良い集団で男性では33%、女性では21%、統計学的にも有意に低下しており、良好であったことが示されました。また、喘息の状態が悪化していた人は、食事の質が最も低い集団に比べ、最も高い集団で男性では61%、統計学的にも有意に少なく、女性では27%少ない傾向が示されました。

 もちろん、食事に気を付けている人は、生活環境などにも気を配っている可能性もあり、食事内容だけで喘息の悪化を予防できるということではありません。とはいえ、バランスの良い食事が健康面に良い影響を与えることは過去にも複数報告があり、季節の変わり目など喘息が悪化しやすい時期には、食習慣を見直すのも良いかもしれません。

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青島周一

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

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