解析の結果、喘息の症状は代替健康食指数が最も悪い集団に比べ、最も良い集団で男性では33%、女性では21%、統計学的にも有意に低下しており、良好であったことが示されました。また、喘息の状態が悪化していた人は、食事の質が最も低い集団に比べ、最も高い集団で男性では61%、統計学的にも有意に少なく、女性では27%少ない傾向が示されました。
もちろん、食事に気を付けている人は、生活環境などにも気を配っている可能性もあり、食事内容だけで喘息の悪化を予防できるということではありません。とはいえ、バランスの良い食事が健康面に良い影響を与えることは過去にも複数報告があり、季節の変わり目など喘息が悪化しやすい時期には、食習慣を見直すのも良いかもしれません。
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