そこで勧められたのが「UAE」(子宮動脈塞栓術)という手術です。「子宮につながる動脈にカテーテルを使ってゼラチンのようなものを入れ、一時的に血流を詰まらせて筋腫を縮小・壊死させる」という説明がありました。脚の付け根からカテーテルを入れるだけなので、傷はほとんどないとのこと。実際、もう毛穴ぐらいの痕しかありません(笑い)。
ただ、UAEは日本ではまだ一般的ではなく、医師によっては「妊娠しづらくなる可能性がある」という見解もあり、賛否が分かれる方法だそうです。まあ、私はこの先出産することもないだろうと思ったので、そこは悩みませんでしたが……。むしろ、開腹したらお腹の傷痕とともに後々まで違和感が伴うという方が嫌でした。
■「生理痛の放置はよくない!」
というわけで、決まっていた開腹手術をキャンセルさせていただき、UAEを受けたのです。手術そのものは約5分。手術室に入るところからでも30~40分ほど。術後の痛みはほとんどありませんでした。ただ、麻酔の副作用で吐き気に襲われましたけれど……。
独白 愉快な“病人”たち