独白 愉快な“病人”たち

タレント矢部みほ独白 子宮筋腫に苦しんだ日々と手術まで

矢部みほさん(C)日刊ゲンダイ

 入院施設はない病院だったので近くのホテルに1泊し、手術の翌日に診察してもらったら、薬をもらっておしまい。動脈に詰めたゼラチンのようなものは自然に体に吸収されるとのことでした。 確かに体の負担は少なかったですが、保険外だったので、50万円ぐらいかかりました。それでも手術してからは生理痛も経血量も軽くなったので毎月の生理が怖くなくなりました。本当によかったと思っています。

 子宮筋腫は良性の腫瘍で、女性の4人に1人はなるありふれた病気です。でも、だからといって普通のことだなんて思っちゃダメ。私自身、若いうちに病院へ行って相談していれば、周囲に迷惑をかけずに済んだし、何十年も痛い思いをすることはなかった。筋腫だって小さいうちに見つければ、リュープリンは必要なかった。あれは一時的に閉経するので、更年期障害にもなったんです。“若いから大丈夫”じゃなくて、若いうちから対処したほうが妊娠・出産も楽なはずです。実際、私の妹は子宮筋腫だったために妊娠しづらく、出産時は筋腫のせいで帝王切開でしたから……。「生理痛の放置はよくない!」と、声を大にして言いたいです。

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