人生100年時代を支える注目医療

2020年実用化へ最終段階 「線虫」が尿からがんを見つける

魚住隆行所長(C)日刊ゲンダイ

 線虫がん検査は、再発・転移の診断、治療効果判定への応用も検討されている。また、次の目標は「ゲノム編集によってがん種を識別できるオリジナルの線虫を開発すること」だという。

▽2010年九州大学理学部生物学科卒後、同大システム生命科学府博士課程修了・博士(理学)取得。ミツカンホールディングスを経て、HIROTSUバイオサイエンス入社。17年現職、18年から研究開発本部・副本部長を兼務。〈所属学会〉日本分子生物学会など。

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