「子供の場合、体の成長を待ってから治療しても、それ以前に受けたダメージを取り戻すのは非常に困難だからです」
■子供の鼻詰まりは表面化しにくい
具体的に、以下のダメージが挙げられる。
【顎の骨の発育の遅れ】
「鼻詰まりになると口呼吸になり、口呼吸が続くと顎の骨の発育が遅れ、歯並びが悪くなったり、上下の歯の噛み合わせがずれたりします。また口の中や周囲の筋力が低下し、成長後も口を開けたままの状態になりがちです」
【姿勢が悪くなる】
「酸素をたくさん取り入れようと、首を突き出したような姿勢で口呼吸をする。これが続くと、前かがみの姿勢が常態化してしまいます」
【熟睡できない、心身の発育が妨げられる】
「幼・小児の鼻詰まりで最も大きな問題は、睡眠を妨げることです」