子供がすぐキレる…「鼻詰まり」が脳や体に及ぼす影響とは

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 子供の睡眠は“脳の発育”という重要な役割を担っている。睡眠障害で脳の発育が妨げられると、集中力の低下、学習能力の低下、キレやすいなどの攻撃的行動、情緒不安定、意味もなく動き回る多動、知能の発達障害などが見られることが報告されている。また、背が伸びない、運動が苦手、日中の活動力が低下するなど、身体的な発育も阻害されることが報告されている。

【味覚障害】

「鼻から呼吸しないとニオイが分からないので、料理の味も分からず、食事を楽しむこともできないし、小児期の舌の記憶が構築されない」

 子供の鼻詰まりは大人と違い、表面化しにくい。「言葉で症状が伝えられない」「生まれつき鼻詰まりがあり、症状を“当たり前”と思っている」といった理由からだ。

 だから、〈表〉を参考に親がチェックするしかない。もしかして、と思ったら、子供の鼻詰まりに詳しい医療機関を選び受診すべきだ。

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