さくらさんが命を落とした乳がんは、昨年も34歳の小林麻央さんが亡くなって世間に衝撃を与えた。16年のデータでも、麻央さんと同じ30代前半までに101人の女性が貴重な命を落とした。乳がんは部位別がん死亡数では5位だが、年代別の64歳までの死亡数では1位なのだ。また、年々その数は増えている。
全国がんセンター協議会の調査によると、ステージⅠの治療で5年生存率は、胃がんが97.4%、大腸がんが97.6%、乳がんにいたっては100%になっている。若い人でも怖いがんとはいえ、早期発見・治療でリスクは大幅に減る。
胃がんと乳がん、子宮がんは2年に1回、大腸がんは1年に1回の受診が勧められる。何事も転ばぬ先の杖なのだ。
2018年 がん最前線