「私の研究スタンスは『ヒューマン・バイオロジー(人の生物学)』と、それを根拠にした動物モデルを用いた研究の『融合研究』です。人への応用を考えていく中で、新しい病気の概念や新しい診断・治療の概念をつくっていきたいと思っています」
AMPA受容体はタンパク質なので、薬の標的にもなり得る。目が離せない研究テーマだ。
▽1995年慶応義塾大学医学部卒。2000年米・エール大学大学院博士課程修了後、コールド・スプリング・ハーバー研究所(ポスドク)を経て、06年から現職。11年より放射線医学研究所・客員協力研究員を兼任。〈所属学会〉日本神経化学会、日本神経科学学会、日本生理学会など。
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